エラグ酸の美白効果
イチゴから発見されたエラグ酸の効果
エラグ酸はアメリカではがん細胞の自然死を促進させる成分として話題になっていましたが、日本では大手化粧品メーカーのライオンが、イチゴの美白力からエラグ酸の美白成分を発見し、美白コスメの開発を始めました。他の植物成分やポリフェノール類と比較して、イチゴに含まれるエラグ酸の美白力は群を抜いて高かったそうです。
シミ、そばかすを防ぐエラグ酸
「エラグ酸」は、シミやソバカスの原因となるメラニン色素を生成する酵素のチロシナーゼの働きを抑制する、イチゴから発見された美白有効成分です。肌の表皮には、メラノサイトという色素を作る細胞があり、その中には色素のもとの物質であるチロシンと、色素を作るのに必要な酵素のチロシナーゼがあります。
肌が刺激を受けたり紫外線を浴びるとチロシナーゼの働きが活性化され、チロシンがメラニン色素を過剰に生成し、シミ、そばかすの原因となります。
エラグ酸はチロシナーゼ内の銅イオンを奪い去る事で活性化を遮断し、この作用によって、シミや、そばかすの原因となるメラニンの生成を防ぎます。
安全性も確かなエラグ酸
美白効果の高い美白剤のひとつにハイドロキノンという成分があります。「肌の漂白剤」といわれるほど強力な作用を持っていますが、1957年に厚生省により「ハイドロキノンベンジルエーテル」が、白斑ができるトラブルがあったため化粧品への配合が禁止されました。
同時に禁止されたハイドロキノンは、作用が穏やかなため2000年の規制緩和で化粧品への配合が復活していて、市販の化粧品に1〜2%程度、皮膚科の処方で出される医薬品には5〜10%の濃度で使われます。
アルブチンの約100倍以上の美白効果が確認されているハイドロキノンは、肌の弱い人は真っ赤に炎症を起こしたり、効果が強すぎて白くなりすぎる場合があります。
エラグ酸には、このハイドロキノンと同等の美白効果があるとされています。
しかも、イチゴに含まれている天然成分であることから、食べても、コスメでも、もちろんサプリメントでも安全です。
ただ、イチゴに含まれるエラグ酸は非常に微量で抽出も困難であることから、化粧品に含まれるエラグ酸は、南アフリカや南米のペルーに生息するマメ科の植物「タラ」の実から抽出されています。